トントロおいしいメモ

資格試験、仕事、食べたもの、空の色など。

ふわふわと漂う

今日は予備試験短答式試験の合格発表でしたね。僕は緊張も期待もなく万が一もないままに法務省のホームページを一瞥し、僕の受験番号が掲載されていないことを確認しました。書きながら思ったのですが、僕は少しは不合格を悔しがることができるくらい勉強をして試験に臨んだほうがいいです。反省しました。

ただ、最近は転職して1ヶ月ほどしか経っていない会社で上司と相性が合わなくて、僕自身も以前では考えられないような陳腐なミスを連発してしまったり、ダイエットがなぜうまくいかないんだろうと悩みながらカフェでチーズケーキをアイスとセットで嗜んでいたりして、やや心ここにあらずな調子です。試験に対しても「本気で受かってやる」みたいな気持ちを持てなくて、ウェブ講義をだらだらと受けている感じがします。こんな調子では永遠に受かりません。

ところで、漫画「ブルーピリオド」を読み始めています。勉強も友達付き合いもうまくこなしている主人公の男子高校生が芸術と出会い、新しい進路と自分に向き合って成長していく物語です。今は単行本で8巻まで読み終えました。打ち込むことがあるのはいいですね。熱中できるからこそ自分の中にあるいろいろな感情が表に出てきて、新しい自分と出会うこともできる。ただ、だからこそつらくもある。主人公が自分や芸術とこれからどう向き合っていくか、今後も楽しみです。

僕は以前かなり熱心に仕事に打ち込んでいて、いい成果も出ていました。ただ、その過程で喜怒哀楽がかなり激しく表出していたようで、けっこう疲れてしまいましたね。今は一休みするために、仕事量の少ない会社にあえて転職したりして、なるべく気持ちが泡立たないように過ごしています。なので、今は特別打ち込んでいるものがあるとはいえず、一生懸命に生きているわけでもない。試験のこともそう。けど僕の人生にはこういう無為で低エントロピーな時期があってもいいよなって思います。あまり今の自分を責めたり鼓舞したりしないで、ただ雲が通り過ぎるのを待ち続けるつもりです。