トントロおいしいメモ

資格試験、仕事、食べたもの、空の色など。

書いたものを勝手に消される

コンテンツ配信サイト「cakes」において、写真家の幡野広志さんが書いている記事がここ半年間で(少なくとも)2回炎上しています。

直近の事案では、中学3年生の相談者が同学年の幼馴染について、性暴力や児童虐待を受けている可能性のある状況を相談したのに対して、当該写真家が回答したものでした。回答者は専門家の相談窓口を紹介することなく、「友達自身が気づいて成長していかないといけない」などとあしらうような回答をしたことから多くの批判を受けたものです。僕も、この記事を読んだとき、この写真家の回答について相当の疑問を持ちました。けど、本当の問題はこの写真家にあるのではなく、コンテンツの運営会社にあるように思います。

 

本事案について、「cakes」を運営するnote株式会社は、ある取材に対して「編集部の判断で(当該記事を)削除しました」と回答したそうです。しかも、この記事の作者である当該写真家も、記事の削除について「ああ、本当だ。消えてる。」とツイートしていて、事前に知らされずに削除されている可能性が高いといえます。

コンテンツを掲載する場を提供している運営会社が「炎上」と判断して、制作者の記事を無断で削除する行為は、炎上への対応としては適切なのかもしれませんが、制作者側としては極めて不安定な「表現の場」のように思います。せめて、当該写真家に削除を事前に通知すべきだったのではないでしょうか。事前に連絡・報告するのは、仕事の基本ですよね。

僕のこのすごく小さくつたないブログでさえも、1日につき数分や数十分かけて書いているものですから、それがいつ削除されるかもわからないようなブログスペースで、突然すべての記事が削除されていたら相当悲しいです。その点、この「はてなブログ」は信頼性が高い(と僕は思っている)ので安心しています。